Full Text: 正直な木こり
One story, four ways to read it
Every story comes in its original version plus several simplified reading levels, so it grows with your child.
The original text is the full story with rich vocabulary and descriptive language, ideal for reading aloud together and for kids who are ready for longer sentences.
The simplified levels retell the same story in shorter, simpler sentences matched to your child's stage. Ages 2-6 uses a few short sentences per scene, perfect for first time readers. Ages 4-8 adds simple dialogue and everyday vocabulary for kids beginning to follow along. Ages 6-10 keeps the language accessible while bringing back more of the story's detail, a natural bridge to the original.
Start at the level where your child is comfortable, and move up when they're ready. Hearing the same story told in richer language each time is one of the best ways to build vocabulary in any language.
Original Text: 正直な木こり
昔、幼い頃に両親を亡くした、貧しい木こりがいました。孤児として育ったため、持ち物といえば一本の鉄のおのだけでした。毎日、そのおのを持って森へ入り、薪を切って売ることで暮らしを立てていました。森のはずれには、流れの速い川が走っていました。水の勢いがとても激しく、もし誰かが滑って落ちてしまったら、岸まで泳ぎ戻るのはほぼ不可能でした。
ある日、いつものように木こりは森へ仕事に出かけました。川岸の近くで薪を割っていると、突然おのが壊れ、刃が飛んで川の深みへと落ちてしまいました。水の流れがとても速かったため、泳げるとはいえ、飛び込んで探すのは危険すぎると分かりました。途方に暮れた木こりは川のほとりに座り込み、これからどうやって生きていけばよいのかと、泣き崩れてしまいました。
すると突然、白い髪に長いひげを持ち、とても優しそうな目をしたお爺さんが現れました。お爺さんは木こりを見て、こう尋ねました。
「若者よ、なぜそんなに悲しそうに泣いているのですか?」
木こりは答えました。
「お爺さん、私は幼い頃から孤児で、家はとても貧しいのです。唯一の持ち物は、両親が残してくれた鉄のおのでした。そのおのがあれば働いて食べていけました。ところが今、川の中に落としてしまい、これからどうやって生きていけばよいか分かりません。」
お爺さんは優しく微笑んで言いました。
「心配しなくてよいですよ。解決できない問題ではありません。私が川に潜って、おのを拾ってきてあげましょう。」
お爺さんは流れの速い川へと飛び込みました。しばらくすると、輝く銀のおのを手に持って水面に現れました。そして尋ねました。
「これがあなたの落としたおのですか?」
木こりは銀のおのを見て、自分のものではないと分かりました。首を横に振って言いました。「いいえ、お爺さん、それは私のではありません。私のおのは鉄でできています。」
お爺さんは二度目に急流へと潜りました。浮かび上がると、きらめく金のおのを手にしていました。「これがあなたが誤って川に落としたおのですか?」と尋ねました。
木こりは価値ある金を見ましたが、また首を横に振りました。
「やはり私のおのではありません、お爺さん。」
お爺さんは三度目に潜りました。今度は水面に上がってきたとき、あの質素な鉄のおのを手にしていました。もう一度尋ねました。
「これがあなたのおのの刃ですか?」
自分の古いおのを見た木こりは、嬉しそうに叫びました。
「はい、お爺さん!それが私のおのです!見つけてくださってありがとうございます。これでまた仕事に戻って暮らしを立てることができます。」
お爺さんは鉄のおのを渡し、こう褒めました。
「あなたは本当に正直な人ですね。富や楽な利益を欲しがりませんでした。そのご褒美として、この金と銀のおのもあなたに差し上げましょう。どうか私からの贈り物として受け取ってください。」
木こりは喜んでおのを受け取り、お爺さんにお礼を言いました。すると突然、お爺さんはふっと姿を消してしまいました。そのとき初めて木こりは、自分が強い力を持つ精霊に助けてもらったのだと気づきました。
